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製品が出来るまで

_d3_8251-2.jpg 採石場全体 dscf0019.jpg ワイヤーソーで切り出し dscf0022.jpg ワイヤーソーにて原石の切り出し

原石採掘

山から原石を切り出し、各社加工工場へと納められます。

火薬やジェットバーナー、ワイヤーソー等を使い採掘します。
切り出される石も、使い方や注文された大きさに更に小割りされます。 


小割作業

採石場で取り出された石材を、工場へ持ち込むための小さいサイズに原石を割ます。工場内でも時々石割も行われます。基本的にはルートハンマーというエアツールを用いて、原石にたくさんの穴をあけ、セリ矢という道具をその穴に入れた後、石頭(せっとう)というハンマーを用いて打ち込みます。すると、石は剥がれるように、割ることができます。しかし石目という、一方向へ割れやすい面が存在するため、この方向を見定めないと、きちんと割ることができません。

 


切削工程

大きな原石は、大きな切削機械(大口径切削機)で、小さな材料は小さな切削機械(中口径など)で形を整えます。基本的には長方体の形が基本となります。場合によっては、機材を斜めに配置することで、台形などの形に整えます。また板材はコーピン切削機というさらに小口径の切削機で切ることがあります。

 


研磨工程

大きさが決まったところで、研磨作業となります。単純な形の物は自動の研磨機で磨き上げますが、複雑な形や曲面等は未だに手作業で行っているのが現状です。現代の技術によりNC研磨機もあります。最後の光沢チェックは熟練工に頼らざるをえません。そして特殊研磨も専門の職人にて行われます。

 


特殊加工

切削機である程度の大きさまでになったところで、ノミやコヤスケ、ディスクカッター、ビシャンなどを使い製品の原型にまで加工をする行程です。最近では3軸のNCなどを利用して加工する工場もあります。量産形状が少ないので、意外に熟練者によるハンドメイドが大半となります。

 


文字彫刻

磨きあがったものは文字彫り行程に移ります。昔は小さなノミを使い手彫り作業したが、現在では道具の進歩により、サンドブラスト彫刻の他、レーザー加工機やマスク処理などによる写真の転写技術などさまざま行えるようになりました。